矢沢永吉in東京ドーム2
矢沢永吉の東京ドームライブへ行ってきた。よかったよ〜!
スタンドから登場する演出。ずらりと並んだハーレー。オープニングの「ワンナイト・ショー」。60歳になっても5万人のスタジアムでこれだけやれるというまさに一夜限りのエンターテインメント。かっこいい〜!
自分が60になったとき、もちろんここまでは無理としても、多少なりとも魅力的な人間になることができるだろうか?
途中のMCで、スポーツ選手が活躍した時に、ファンの皆さんのお陰で打つことができましたなんて言うけど、なんでもっと俺が頑張ったからやれたんだよと言わないのかと思っていた、だけどいざ自分がその番になったら、やっぱりここまでこれたのは皆さんのお陰だだと心底思うと。
たまたま昨日テレビを見ていたら、「ONの時代」という番組で、王さんが「もっと、もう一本とどん欲になれたのは、皆さんがもっと望んでいるというのを感じたからだ」と言っていた。最初は単なるやんちゃ坊主で、ホームランを打つごとに羨望の目で見られる、ある意味優越感を感じた喜びがモチベーションになっていたそうだ。(だから若手の選手が、皆さんのお陰で打てましたなんて言うのは、まだ言葉が走っているに過ぎないのだろう。その域に達するのはもう少し後。)
他人が到達できないある高みまで来てみて、本当に自分だけの力でここまで来られたのだろうかと振り返ってみたときに、いや決して自分だけでは出来なかったに違いないという正直な気持ちの表れなのだろう。言葉は違えど、長嶋、王、矢沢永吉あるいはイチローも同じようなことを言っている。大いなるものに守られているだったり、何か持っているという表現だったり。
ライブでは途中まですごくいい感じ。20年前の東京ドームへのオマージュを彷彿する。「Flesh and blood」では両袖からのエキストラの行進が舞台中央でクロスして、途切れたところでちょうどイントロが終わって中央から本人が現れる。「安物の時計」ではストリングス部隊が現れた。くーぅ、懐かしい!
その後の「YES MY LOVE」でイヤーモニター(イヤモニ)の不調から、一旦バンドを止めて以降、「雨のハイウェイ」辺りまで不安定な演奏が続く。キーが取れなかったり「涙...涙が」では歌い出しでの「出トチリ」したり(これはイヤモニ不調とは実は関係ない気がするが。でも気が散っていたに違いない)。
大きな会場でスタンド席からは本人は米粒くらいにしか見えないのに考慮して、舞台の両側にあるスダレLEDが表情のアップを捉えており、それによって逆にイラついているのが手に取るように分かる。「もっと上げろよ、聞こえないよ」、「それ上げ過ぎだろ、下げろよ」なんて指示している。神経質なくらいイヤモニに手をやって耳の中に押し込もうとしている。
もう少しだぞ、頑張れよ、頑張れよ!なんてつぶやきながら応援している自分がいる。これは始めての経験だったなぁ。本人が探りながら歌っているので、こちらも探りながら声援している不思議な感じだった。
その後、氷室京介、元ブルーハーツの甲本ヒロト、真島昌利がゲスト出演。氷室は矢沢を嫌っているのかと思っていた。以前は「あんなの銭ゲバだ」と言っていたような...。だけどBoowyの惜しまれながらの早すぎる解散は、確実にCarolの影響だったに違いない。
その後、娘のYokoとのサプライズ・デュエット。この演出には賛否あるようで、ボクも「永ちゃんでもこんなことするんだぁ」とは思ったけど、セットリストや仕掛けに関しては、単なる思いつきではなく、何度も反芻・検証して覚悟を決めてやったのだろう。そこに差し挟む不満は一切ない。それよりやはりイヤモ二の不調によるハプニングの方が、本人としてもやり直したいと思うくらい不本意だったと思う。
ハプニングは別にしても、東京ドームは音がよくなく、音がモコモコで、聞こえるべき音が聞こえなかったりして、自分の頭で補いながら聞いていた。やっぱり多くても1万人クラスの箱がいいな。行ければまた年末の武道館には行ってみたい。
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