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2008/06/02

ロベン島

P1030785ロベン島は南アフリカで最初の 世界遺産のひとつで、1999年に登録。植民地時代から流刑島として使われ、特に20世紀後半はネルソン・マンデラ氏など人種隔離政策に反対する政治犯を収容する監獄だった。その負の記憶を忘れないようにするための登録であり、今は観光客が訪れることができる博物館になっている。

P1030750 島はケープタウンの一番近いところから7km程度しか離れていない平たい小島で、ケープタウンから目視できる。フェリーで約30分。波が高くて脱獄できないと言われていただけあって、かなりフェリーが揺れる。就航したばかりの高速の新型フェリーだからラッキーだと言われたけれども、酔いそうになる前にフェリーでは寝て過ごした。

P1030779 P1030782ネルソン・マンデラが収監されていた独房は左端から4番目の部屋で、うろ覚えだけど「この窓から見える空だけが希望だった」というようなことを言っていたような記憶がある。窓の外は中庭になっていてその向こうにも塀がある。空なんて窓の上半分しか見えない。

P1030767 島内はルートが決まっていて勝手にうろうろすることはできない。案内してくれるガイドさんは、実際自分もそこで捕らえたれていた黒人の方で、説明には熱がこもっていて真に迫っている。適任だと思うのだけど、内心ではやはり、以前自分が苦悩を味わった所を今はなりわいにしていることに複雑な気持ちも持っているそうだ。

ボクは周りからは世界遺産マニアということになっているらしい(笑)。これは世界各地の世界遺産を見て回ったことがあるという意味ではなくて、TBSの「THE世界遺産」の録画をいつも出張に持っていっており、時差の関係で眠れないときなんかに、ゆったりと流れる番組構成を、眠気を誘ういいBGM代わりにしている。「眠れないときは「世界遺産」を見て過ごしました」という会話が多いらしく、そういうことになったようだ。

ちなみにテーブルマウンテンや喜望峰は単独では世界遺産ではなく、テーブルマウンテンからケープ半島の広域にわたる多様な植生群を、ケープ植物区系地方の保護区群として2004年に登録されている(やはりマニアなのか?(笑))。

P1030781 ロベン島もそういったことがひとつのきっかけとなって訪れたのだけど、決して楽しいものではない。実際フェリーの揺れも相まってツアーが終わった後は結構気持ちがドンヨリした。上でちょっとだけおちゃらけたのは少しバランスを取りたくなったのかもしれない。楽しいことばかりではなく、独りよがりにならないように負の側面もしっかり受け止めていかなければならない……。

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